日々の綴り

謹んで新年の慶びを申し上げます。

2018.01.1

旧年中は多くの方にご尽力頂き誠にありがとうございました。本年も旧年にも増して、興教寺の護持にご厚情賜りますようお願い申しあげます。

本堂・客殿の建設工事は、昨年七月の上棟式から本格的になり、十月から客殿の工事に入りました。現在、本堂・客殿の瓦葺きが終わり、本堂の内陣と大間の天井を張る作業、客殿の内部造作に入っています。正月明けから唐破風玄関の瓦工事に取り掛かる予定です。

建物工事の完了は四月そして引き渡しは五月になる予定です。檀信徒の皆様にはまだ当分ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

昨年、皆様にご案内しました「瓦志納」には大変多くの方々のご協力を賜りました。檀信徒の皆様のご家族、ご親戚等の多くの方々にご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。皆様の奉納された瓦は向拝(正面に出ている屋根)より中央上方の位置に葺かれております。

当山の悲願である本堂・客殿建設が無事成就しますよう最後まで皆様のご協力とご理解を宜しくお願い申し上げます。

上の切り絵は境内から望む大山(阿夫利山)を描いています。一昨年、旧本堂解体時に、お不動様の木像と大山御師(今の先導師)によるお不動様の御札がいくつか出て参りました。境内から望む大山の美しく大きな姿は、昔の村人のみなさまには大山不動尊の姿に映り、きっと自然と手を合わせる思いになられたのでしょう。興敎寺が長い間、皆様の深い信仰と結びついていることに改めて気づかされました。

皆様におかれましては、新年をお迎えになり、それぞれのお立場で、新たな年への抱負を持たれたと思いますが、それが見事に成就しますことを願い、本年が皆様とご家族に取りましてお幸せな歳でありますよう謹んでご祈念申し上げまして新年のご挨拶とさせていただきます。