日々の綴り

瓦葺き③〜葺き土〜

2017.10.7

この得体の知れない物体は「葺き土」とよばれるものです。

葺き土は、粘度層の土と石灰と藁を混ぜて作られるもので、瓦が滑り落ちないようにするために使われるものです。

昔は野地板の上に一面塗られていた葺き土ですが、現在は屋根の重さを軽減するためにあまり使われなくなってきているそうです。

 

しかし、微妙な角度調整にはやはりこの葺き土が欠かせず、重要な材料になります。

瓦の美しい曲線はこのような伝統技術によって守られているのですね。