日々の綴り

御詠歌師範会

2017.09.9

先日、いつもお世話になっております善光寺さんで、梅花流の御詠歌の師範会が行われました。

御詠歌とは、御釈迦様や道元禅師様、瑩山禅師様をたたえ、ご先祖さまを敬う歌のことです。

 

このようなものです。

 

師範会といっても、師範の方3名以外はみんな初心者です。

私も勉強させていただきました。

大野先生、福田先生、菊地さん、ありがとうございました。

興教寺でも祖父から祖母、祖母から母へと、梅花講を受け継いで参りましたが、母が病を患ってからは、皆様に集まっていただく機会も減り、年に1回の開山忌の時にだけお唱えをいただいていました。

しかし、それも本堂建設にあたりお休みをいただいている状態です。

小さい頃は毎月数回、午後になると紫の服を着たお檀家さんたちが集まってきて、お唱えの練習をしていました。

練習が終わると、それぞれ持ち寄ったお菓子やお漬物を広げて楽しそうにお話をしていました。

私はお菓子を食べる時にだけ参加する専門でしたが、皆さんが楽しそうにお喋りをしている姿を今でも昨日のことのように思いだします。

 

現在、善光寺さんでは師範会の会場になる以外に、今年から梅花流詠讃師特派師範であります渡邊清徳さんにお越しいただき、御詠歌教室が開かれております。私も皆さんに混ざってご指導いただいております。

こうして御詠歌に触れさせていただいているのも不思議な縁です。

母の想いを少しでも受け継げたら良いと思います。