お盆の準備
2017.08.13
こちらは、「興教寺」というよりは、私の祖先である「浅摩家」のお盆の準備。
赤い提灯(ちょうちん)のような植物はホウズキといいます。
見た目そのままに、提灯に似ていることから、ご先祖様が迷わず迎えられるようにお盆に備えられるようになったようです。
笹に縄をくくりつけそこに吊るす場合も多くありますが、今回はこのような形に。
色々なやり方がありますので、ご自分の生活スタイルに合わせてご用意いただければと良い思います。
今はホームセンターなどでもある程度揃います。
こちらは良く見るキュウリとナス。
キュウリが馬で、ナスが牛に見立てて作ります。
足の部分は、迎え火や送り火に使われるオガラと呼ばれるものを使用しています。
来る時は、馬に乗って早く来て欲しいという思いがあり、
帰る時は、牛に乗ってゆっくり帰って欲しいという思いが込められています。
ご先祖様へ対する思いが伝わって来る風習で、本当に美しい文化だと思います。
いのちについて考えさせられるこの期間、大切に過ごして参りたいと思います。
本日は迎え火でございます。