日々の綴り

上棟式②〜工匠式〜

2017.07.25

先日は法要についてご紹介しました。

本日は引き続き行われた工匠式についてご紹介致します。

工匠式の進行を行なったのは当寺の建設を請け負ってくださった亀山建設さんです。

棟梁の古田さん、現場を統括する大工の筑摩さんが伝統的な工匠の礼装に身を包み、準備が整いました。

解説を務めるのは亀山社長みずから。

皆さまにわかりやすく式の内容を伝えて下さいました。

 

まずは、寿詞文奏上。棟梁お一人で堂内に入り、お祝いの言葉を朗々と述べられます。

その間、社長をはじめ大工の皆さまも一列に並び背筋をピンと張ってその声に耳を傾けます。

 

続いて曳綱之義(ひきつなのぎ)。

これは棟木を天辺までひき上げる儀式です。紅白の綱を建設に関わる縁者の方々で持ち、棟梁さん、大工さんの声に合わせて引っ張ります。

えーい※大工さん

えーい

えーい

おー※棟梁さん

 

えーい※大衆

えーい

えーい

実際には引っ張る真似をするだけなのですが、綱を持つ手は何故か力が入ります。

 

 

続いて槌打之儀(ついうちのぎ)。

棟に棟木を取りつけ、組み立てた全ての木組みに魂を込める儀式です。

大工さんたちの響き渡る声と打ち付けられる槌の音は圧巻です。