日々の綴り

上棟式①

2017.07.23

7月21日、多くの方のご協力を頂き、上棟式の日を迎えることが出来ました。

 

当日は天候にも恵まれ、そらは青一色。

五色の旗が鮮やかに流れています。

五色の旗は、宇宙を組成している

「木・火・土・金・水」の5要素の象徴といわれています。※諸説あり

ここに本堂を建てるにあたっては、多くの縁に支えられてこのように形になっていきます。

その多くの縁に対して敬意を表し、感謝報恩の誠を尽くすこと、

本堂建築にあたりご尽力いただいた多くの皆さまのご加護がありますように祈願して立てられるそうです。

 

正面には、多くの方から頂いたお供え物が並んでいます。

また左下のザルにてんこ盛りになっているのは、この後、撒かれるお餅と先日ご紹介した福銭(5円玉)です。

 

時間前になると続々と皆さまが集まってきました。

 

解説を務めさせて頂きました。

10時になると鐘の音が堂内を響き渡り、上棟式の始まりです。

ご縁の僧侶の方々が続々と堂内に入って参ります。

ご一緒にお勤め頂いたのは、兄弟寺と呼ばれる、興教寺が出来た時からとても縁の深いお寺様方。

副住職の公私ともに世話役を務めてくださっている和尚様。

今回亀山建設さんを、ご紹介頂いた、親族の和尚様方々です。

 

まずは住職が四方に水を撒き、堂内を清めます。

 

次に、お祭りしているお釈迦様に対して、蜜湯、甘いお菓子、香り高いお茶をお供えします。

 

御参加されてる皆さまも真剣な眼差しで見つめます。

住職が、上棟式に際して支えられた多くの縁に対しての感謝、そしてこれからの無事の完成、更に檀信徒、縁者みなさまのご加護を祈る法語を述べます。

 

 

続いて、太鼓の音に合わせて読経がはじまります。

読経中は御参加頂いた皆さまにご焼香頂きました。

ありがとうございました。

 

 

この後引き継ぎ工匠式と呼ばれる式に移りました。

工匠式についてはまた次回紹介致します。

(写真:秋野真吾さん)