2016.08.5

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先日、施食会の際に、公式ホームページ公開をお知らせするちらしを配布致しました。

取り急ぎ作ったちらしですが、「猫がお寺で安らいでる（くつろいでる？）姿が印象的ですね」とのお言葉をいただきました。

「この場所はどこなの？」との声も多数いただきましたのでこの場を借りてお答えいたします。

ここは約４０年前、先代の時に建立した庫裏の縁側です。

「喜心庵」と呼んでいたこの庫裏。行事などでお檀家の方々が集まる際には、受付や典座寮（台所）、お坊さんの控え室などに使われていました。興教寺には欠かせない大切な場所でした。（現在は本堂再建に伴い、解体しております）

特に先代である一雄大和尚は、作務（掃除等）が終わると必ずこの場所に座り休息をとっていました。

晩年は、現住職が作務をする姿をここから見ていたそうです。

そして先代が他界した後に、この場所を定位置としていたのがこの猫です。

先代の代わりに見張りを頼まれたのか分かりませんが

「ちゃんとやっているのか」といわんばかりに境内を見つめる姿を戒めとして切り取らせていただきました。